2025/4/9(撮影日:2025/1/24)
妙高高原スカイケーブル新キャビン乗車レポ
ハイライト
2024年10月12日より運行開始した,赤倉観光リゾート「妙高高原スカイケーブル」の新キャビンに乗車してきましたのでそのレポートをします。
[目次]
1.ゴンドラ更新概要▼
2.搬器(キャビン)▼
3.ピカピカの場内機械▼
4.ゴンドラ更新工事の様子▼
5.番外:芸術的なケーキ▼
6.オリジナル索道仕様表▼
ギャラリー▼
この新キャビンの注目ポイントは,近年では非常に珍しい安全索道により更新工事が行われたことです。
見た目の所感としては,今回登場した新キャビンは赤を基調とするデザインとなっており,赤倉観光リゾートらしいエレガントなゴンドラとなった印象を受けました。
1. ゴンドラ更新概要
リニューアルされたゴンドラは,2024年4月~9月までのグリーンシーズン期間にて更新工事が行われ,2024年10月12日の紅葉シーズンに併せ運行開始しました。更新箇所は私が観察確認したところのみですが下記になります。
【更新箇所】
施工:安全索道
①ゴンドラキャビン及び握索機
②山麓山頂駅舎内の場内機械
③ワイヤ
④索輪(2023年更新)
安全索道は日本の一大索道メーカですが,近年は日本ケーブルの陰に身を潜め新設や大規模更新がない印象です。そのため,今回このようなゴンドラ更新工事が安全索道によって行われたことに対して少々驚きを感じ個人的には今後の動向に目が離せませません。
2. キャビン(搬器)
リニューアルされたキャビンは,赤倉観光リゾートにマッチした赤を基調としたキャビンになっています。キャビンメーカは,新穂高第2ロープウェイの2階建てキャビンと同じくDoppelmayr社(※1)傘下のCarvatech社。安全索道製の索道でCarvatech社のキャビンが採用されたのは,新穂高に引き続き2例目だっと思います。国内で採用されるキャビンはほぼCWA社ですので,carvatech社のキャビンは非常に珍しいです。ただし,CWA社・Carvatech社ともにDoppelmayr社のグループ会社ですので使い分けが気になるところです。
キャビン仕様を以下通りまとめます。
【搬器仕様】
・メーカー:Carvatech(安全索道)
・製造年:2024年
・定員:6名
・型式:CU6 ※ソルティーヤ殿情報提供
※1 Doppelmayr社:日本ケーブル(株)と技術提携を結んでいるオーストリアの索道メーカ
搬器の高さが以前の搬器より300mm程度高くなっているため,乗り降り時に頭をぶつけずスムーズに乗り降りすることが可能です。
側面の窓面積も増え,キャビン内から美しい景色を楽しむことができます。またキャビンには大きく安全索道のロゴがあり久々の安索新品ゴンドラに勝手に歓喜するヲタでした。
スキーラックも大型のものとなり,ツインチップ・ファットスキーやスノーボードも差し込めるほか,キャビン高さが高くなったのでキャビン内へも苦なく持ち込むことができます。