安比高原スキー場 索道変遷録

索道レポート

2025/9/8
なぜ苗場の高速リフトは連番ではないのか?


ハイライト

なぜ,苗場の高速リフトは3,4,5,8のみで連番ではないのかをまとめ記事にします。

[目次]
1.はじめに▼
2.苗場コースマップの確認▼
3.なぜ連番ではないのか?▼

1. はじめに

安比高原スキー場は,岩手県八幡平市安比高原に位置する大型スキーリゾートです。1981年に開業し,前森山を中心とした広大な斜面にコースが整備されてきました。
特徴は,北斜面を中心としたゲレンデ構成と,総滑走距離43.1 kmに及ぶスケールの大きさです。コース数は21コースで,初心者向けの緩斜面から,中・上級者向けの急斜面,非圧雪エリアまで,多彩な滑走環境が用意されています。
また,安比高原はスキー場単体ではなく,ホテルや温泉,飲食施設などを備えた滞在型リゾートとして発展してきた点も特徴です。
索道設備の面では,1981年の開業当初は6基のリフトからスタートし,1980年代を中心に急速な増設が進みました。その後,ゴンドラやクワッドリフトの導入によって輸送力が強化される一方,利用状況や設備の老朽化に応じて,リフトの更新・休止・廃止も進んでいます。
本記事では,こうした安比高原スキー場の発展を索道設備の変遷という視点から追い,現在営業しているリフトだけでなく,過去に設置されたリフトやゴンドラについても個別に整理していきます。

2. 現在のコースマップ

安比高原スキー場は,前森山の周囲3/4近くがゲレンデになっており,左からセカンドゲレンデ,ザイラーゲレンデ,セントラルゲレンデ,西森山と4つのブロックに分けることができます。セカンド,ザイラーゲレンデは,日本で1番,2番目に長い⑤ザイラークワッドと⑦ビスタクワッドを利用したロングクルージングが主体となります。セントラルゲレンデは,安比のメインゲレンデとしてゴンドラやペアリフトを利用して様々なコースバリエーションを楽しむことができます。西森山は,近年CATを利用してツリーランやパウダーが楽しめるエリアとなっています。