2025/3/26(撮影日:2024/12/21)
”新”岩岳ゴンドラ乗車レポート
ハイライト
記事にするのが遅くなりましたが,今シーズンデビューした新岩岳ゴンドラに乗車してきましたのでそのレポートをします。
[目次]
1.停留所(UNI-G)▼
2.搬器(キャビン)▼
3.日本一の支柱間スパン▼
4.新線と旧線の位置関係▼
5.国産の支柱構造▼
6.新ゴンドラ仕様と旧線比較▼
7.その他▼
8.番外:わいの一日▼
9.参考文献▼
ギャラリー▼
2. 搬器(キャビン)
キャビンは先代のノアとは比べ物にならないほど静かで快適でした。ただ少々辛口評価をすると,握索機とキャビン間のサスペンダーが無塗装なことで若干のダサさを感じてしまいました(自分だけ?)。最近建設のゴンドラである石打,野沢,ヒラフはどれも黒塗装されておりキャビンと一体感があります。また,新岩岳ゴンドラはOMEGAⅣと一世代前のキャビンを採用しているのでサスペンダーもごつく余計に無塗装なことが目立っています。さらに,プレスリリース時の記事にはあったキャビンのスキー場ロゴがないのも少々残念です。(見た目だけで言えば先代のノアの方が個人的には好みです。)
八方尾根のアダムも新ゴンドラ建設が発表されていますが,どのようなキャビンが採用されるのかは今後の楽しみです。
少々辛口評価をしましたが,そうはいっても窓面積が多く大パノラマを望めるのは非常に良きです。
6. 新ゴンドラ仕様と旧線比較
速度も1.0m/s向上し,輸送能力も約30%アップしています。なお,路線免許は1986年の旧線時代のものを流用しているようです。
それにしても出力720kWはかなりデカいです。旧線は510kWだったようですので,40%もアップしています。
■旧岩岳ゴンドラリフト"ノア"
●線路傾斜こう長:2,183 m
●高低差: 531 m
●輸送能力: 1,350 p/h
●速度: 5.0 m/s
●定員: 6 名
●支柱数: 22 基
●索道メーカ: 安全索道
●搬器: 東急車輛(SP77)
●方式: 単線自動循環式(6-MGD)
●営業期間: 1986年12月~2024年10月
■新岩岳ゴンドラリフト
●線路傾斜こう長:2,205 m
●高低差: 537 m
●輸送能力: 2,460 p/h
●速度: 6.0 m/s
●定員: 10 名
●支柱数: 11 基
●索道メーカ: 日本ケーブル
●搬器: CWA(OMEGA Ⅳ)
●方式: 単線自動循環式(10-MGD)
●営業期間: 2024年12月~
10時半まで滑ったらのんびりもぐもぐタイムとしました。今回は白馬マウンテンハーバーのCityBakeryでご飯としました。
プレッツェルクロワッサンサンド(白馬ポークのやつ)を頂きました。たしか飲み物とセットで1,750円だった気がします。
シーズン初めということがありマウンテンハーバーの席も空いており,のんびり読書タイム。この新潟ゲレンデガイドですが無料なのにかなり充実した情報が載っており毎年参考にさせていただいてます。
良い感じに滑り終わったところで,南信駒ヶ根にワープして明治亭のソースカツ丼を食らいました。(昼飯のクロワッサンサンドはおいしかったですが量は少なかったのでガツンとしたものが食べたくなり…)
9. 参考文献
(1)「白馬岩岳」のゴンドラリフトが38年ぶりにアップデート!360°パノラマビューが楽しめる10人乗りの新ゴンドラリフト、2024年12月20日より運行開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000068296.html
(2)「⽩⾺岩岳マウンテンリゾート」、総投資額21億円で輸送力・耐風性・静粛性に優れた新ゴンドラリフト導入を決定〜世界水準のマウンテンリゾート実現に向けて2024年12月開業予定〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000068296.html
(3)NEWゴンドラリフト誕生
https://iwatake-mountain-resort.com/gondola
(4)岩岳の新ゴンドラ・オープン。7分間の天空散歩、360度のパノラマビューを堪能しよう
https://steep.jp/mountain/101574/