ピックアップ索道2025

索道レポート

2025/4/13
ピックアップ索道2025


1. 2024-2025訪問スキー場

◆2024-2025訪問スキー場◆

2. デビュー索道

●ニセコ グラン・ヒラフ■エースゴンドラ■
2024-2025シーズン新規索道
センターフォーの架け替えにより登場した,DoppelmayrのD-LINE採用の10人乗りのスタイリッシュなゴンドラ。
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■エースゴンドラ
●線路傾斜こう長:1,677 m
●高低差:    498 m
●支柱数:    9 基
●輸送能力:   2,800 p/h
●速度:     6.0 m/s
●定員:     10 名
●主原動機:   945 kW
●索道メーカ:  日本ケーブル
●方式:     単線自動循環式(10-MGD)
●竣工:     2024年11月

●白馬岩岳■岩岳ゴンドラリフト■
2024-2025シーズン新規索道
安全索道製の6人乗りゴンドラ「ノア」の架け替えにより登場した純国産10乗りゴンドラ。
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■岩岳ゴンドラリフト
●線路傾斜こう長:2,205 m
●高低差:    537 m
●支柱数:    11 基
●輸送能力:   2,460 p/h
●速度:     6.0 m/s
●定員:     10 名
●主原動機:   720 kW
●索道メーカ:  日本ケーブル
●方式:     単線自動循環式(10-MGD)
●竣工:     2024年12月

●赤倉観光リゾート■妙高高原スカイケーブル■
2024-2025シーズン リニューアル索道
POMAのヘルメット型ゴンドラから赤色のゴンドラ搬器にリニューアル。
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■妙高高原スカイケーブル
●線路傾斜こう長:2,608 m
●高低差:    523 m
●支柱数:    25 基
●輸送能力:   1,350 p/h
●速度:     4.0 m/s
●定員:     6 名
●主原動機:   510 kW
●索道メーカ:  安全索道
●方式:     単線自動循環式(6-MGD)
●営業開始:   2024年10月

●ネコママウンテン■フレンドリーキャットエクスプレス■
2024-2025シーズン新規索道
休止していた東京索道製の旧丸山クワッドを日本ケーブル製のクワッドリフトに架け替え。

■フレンドリーキャットエクスプレス
●線路傾斜こう長:795 m
●高低差:    109 m
●支柱数:    13 基
●輸送能力:   2,400 p/h
●速度:     4.0 m/s
●定員:     4 名
●主原動機:   不明
●索道メーカ:  日本ケーブル
●方式:     単線自動循環式(4-CLD)
●竣工:     2024年12月

3. 引退索道

●ニセコ グラン・ヒラフ■キング第3クワッド■
2024-2025シーズン引退索道
来シーズン6人乗りリフトに架け替えのため今シーズン限りで引退。

■キング第3クワッド
●線路傾斜こう長:1,312 m
●高低差:    308 m
●支柱数:    15 基
●輸送能力:   2,400 p/h
●速度:     5.0 m/s
●定員:     4 名
●主原動機:   不明
●索道メーカ:  日本ケーブル
●方式:     単線自動循環式(4-CLD/B)
●竣工:     2016年12月

●村上市ぶどう■葡萄第1ペア■
2024-2025シーズン引退索道
スキー場閉鎖のため今シーズン限りで引退。

■葡萄第1ペア
●線路傾斜こう長:703 m
●高低差:    221 m
●支柱数:    13 基
●輸送能力:   1,200 p/h
●速度:     不明
●定員:     2 名
●主原動機:   不明
●索道メーカ:  安全索道
●方式:     単線固定循環式(2-CLF)
●竣工:     1988年11月

●村上市ぶどう■葡萄第2ペア■
2024-2025シーズン引退索道
スキー場閉鎖のため今シーズン限りで引退。

■葡萄第2ペア
●線路傾斜こう長:817 m
●高低差:    289 m
●支柱数:    16 基
●輸送能力:   1,200 p/h
●速度:     不明
●定員:     2 名
●主原動機:   不明
●索道メーカ:  安全索道
●方式:     単線固定循環式(2-CLF)
●竣工:     1990年10月

4. 2025シーズンの所感

今シーズンも多くのスキー場を訪問できたことに対して,各スキー場関係者の方々に対して感謝しかありません。今シーズンはエースゴンドラ,岩岳ゴンドラなどの大規模架け替えが多く,索道に関してかなり盛り上がったシーズンだったと思います。
今シーズンの索道不具合に関しては,焼額山第2高速,レースイゴンドラの機械トラブルはあったものの,大きなインシデントはなく無事に営業を終えられたスキー場が多い印象です。ただ,シーズン前に万座スキー場など電線類の盗難被害にあったスキー場が多かったのはかなり残念です。また,富良野ダウンヒル第1高速がシーズン序盤に故障発生しシーズン中運休するなど,依然としてバブル期に建設されたリフトの老朽化問題が表れたシーズンでもあったと思います。
スキー場運営会社に関しては,シーズン直前にブルーリゾートが経営不振のためMt乗鞍・箕輪の営業が危ぶまれましたが,Mt乗鞍は地元有志によるクラウドファンディングで支援を集め営業にこぎつけました。一方,箕輪スキー場は営業休止,さらにはだいくら・北日光高畑の閉鎖案がでるなど福島県のスキー場の厳しさが伺えるシーズンであったと思います。そんな福島のスキー場ですが,嬉しいニュースとしてネコママウンテンに新クワッドが建設されたこと,さらには猪苗代スキー場にゴンドラ建設が計画されていることなどこれからの動向に期待です。
雪多く恵まれた最高のシーズン,一先ずお疲れ様でした。

▲Mt.乗鞍スキー場