◆名称 ニセコゴンドラ
◆旧称 ニセコプリンスゴンドラ
◆許可年月日 1994年(H6)3月24日
◆運輸開始年月日 1994年(H6)12月12日
- キロ程 2,660.64 m
- 高低差 675.75 m
- 支柱数 29 本
- 輸送能力 1800 p/h
- 速度 5.0 m/s
- 搬器台数 113 台
- 搬器モデル POMA(SP77)
- グリップモデル(握索機) TB-50
- 山麓 建屋 油圧緊張(車庫線)
- 山頂 建屋 原動
- 主原動機 DC 740 kW
- 予備エンジン 420馬力(仏馬力:309 kW)
- ロープ径 Φ45mm
- 索道メーカー 安全索道
- 回転方向 時計
- 定員 6名
- 方式 単線自動循環式(6-MGD)
- 事業者 ニセコビレッジ(株)
【目次】
・1 概要
・2 停留所
2-1 2021シーズン追加
・3 乗車風景
・4 その他
1.概要
ニセコ地区唯一の安全索道製のゴンドラ
ニセコ地区唯一の安全索道製のゴンドラで旧称はプリンスゴンドラ。ニセコ東山プリンスホテル新館(現:ヒルトンニセコビレッジ)開業に合わせて建設されたゴンドラで,恐らくコクド(現:プリンスホテル)最後の6人乗りゴンドラです。ヘルメット型の搬器(SP77)はニセコにもよく似合います。北海道内の安全索道製ゴンドラは,ニセコビレッジと夕張Mt.レースイのみでしたが,レースイは2021シーズンより休止になり,実質北海道唯一の安全索道製ゴンドラ(単線自動循環式)になってしまいました。
①ニセコゴンドラ●
6-MGD(安全索道)
2,660.64m/675.75m/1994
2.停留所
山麓停留所はカマボコ状の建屋で,1Fにはチケット売り場があります(事前オンラインチケット販売機もここにあります)。一方,山頂停留所はクリーム色の落ち着いたリゾートを意識した建屋になっています。プリンスホテル新館(現:ヒルトンニセコビレッジ)開業に合わせて建設された当ゴンドラは,騒音防止のためかホテルと直結ではなく若干離れた位置に山麓停留所があり,乗車の際は若干の上り坂を登る必要があります。旧西武時代から場内の塗装などは変化していないと考えられ,折り返し滑車の塗装はライオンズブルーになっています。
2-1.2021シーズン追加
3.乗車風景
路線は,まずヒルトンニセコビレッジ横から駐車場脇の平坦な斜面を通過します。その後,ニセコ町中心地とヒルトンを結ぶ道路を横断し,水野の沢を横目に急な斜面を登ります。山頂付近はくぼ地のため平坦線になり,ヒラフ寄りの山頂停留所に到着するような線形になっています。晴れた日は図3.4のような絶景が見れます。また,後方には羊蹄山も見え絶景です。
4.その他
図4.1のように2016シーズン訪問時は,薄っすらPRINCE GONDOLAの表記がありましたが,2017シーズンに訪問すると再塗装されており消えていました。(ちょっぴり残念)
図4.3のように支柱番号板にはプリンスゴンドラを上から修正した跡があります。また,停留所出入口にはプリンススノーリゾートでよく見かけるコクド時代(現:プリンスホテル)から使用されている青基調の看板があります(図4.4)。旧コクド運営のスキー場で,このような名残を探してみたくなるのは私だけでしょうか。
図4.5をみると,薄っすら「ニセコ東山リゾート(株)」と見えます。修正は2回行われており,本来はKOKUDOの表記だったと考えられます。