ここ10年の石打丸山リフト変遷(2016-2026)

索道レポート

2026/5/9
ここ10年の石打丸山リフト変遷(2016-2026)


ハイライト

石打丸山スキー場のここ10年(2016-2026)のリフト改変史を、マップを参考にしながら振り返ろうと思います。

[目次]
1.はじめに▼
2.2015-2016の変化▼
3.2016-2017の変化▼
4.2017-2018の変化▼
5.2018-2019の変化▼
6.2020-2021の変化▼
7.2023-2024の変化▼
8.終わりに▼

1. はじめに

石打丸山スキー場 は,1949年に開業した老舗スキー場です。戦後の大衆スキー文化とともに発展し,索道の更新を重ねながら,昭和のスキー場らしい雰囲気を残しつつも、近代的なスノーリゾートへと進化を続けています。
ここ10年で石打丸山は他スキー場とは異なり多くのリフト改変があり,私もよく滑るスキー場として歴史を振り返ってみたいと思います。

まず,石打の特徴を大雑把にまとめるとこんな感じです。
石打丸山スキー場の特徴
・首都圏から近く規模も大きい
・多種多様なレストランがありゲレ食も楽しめる
・ナイター滑走範囲が広い
・短いリフトが多くリフト網が複雑
・最新施設と昭和感が共存

10年で何が変化したのかをまとめるとこんな感じです。
ここ10年でどう変わったのか
・サンライズエクスプレスの導入で通年型リゾートへ(ゴンドラ登場!):2018年
・チロルリフトがシングルリフトからトリプルへ架け替え:2018年
・パラダイスリフトと中央高速リフトの索道交差消滅:2018年
・観光口のナイター営業消滅:2021年
・ファミリーリフトの復活:2024年
リフトの架け替えにより昭和の雰囲気からその雰囲気も残しつつ近代的なリゾートへ発展しました。

まずは,現在(2026年)のコースマップのおさらいです。
5年ほど前から毎年入手している,石打丸山観光協会発行の「コース&グルメマップ」を掲載しています。
リフトA・C・D・E・F・G・Mは,デタッチャブルリフトと呼ばれるちょっと速いリフトです。
このタイプのリフトが1つのスキー場に7本も設置されているのは非常に珍しく、石打丸山スキー場の設備投資の規模の大きさを感じさせます。

▲2025-2026コースマップ

2026年に某スキー場から撮影した,航空写真風のスキー場全景はこんな感じです。

2. 2015-2016の変化


まずは10年前の2016シーズンのコースマップです。
現在のチロルトリプルリフトがある場所には,昭和48年(1973年)建設で,スキー場内最古の索道だった「C4中央チロルリフト」がまだ現役で稼働していました。
当時は中央口にサンライズエクスプレスは存在せず,中央第1高速リフトと中央第2リフトを乗り継いで,ゲレンデ中腹へアクセスする構造となっていました。

■思い出の中央チロルリフト





3. 2016-2017の変化


続いて2017シーズンのコースマップです。
この年に中央チロルリフトが廃止(恐らく老朽化?)されました。このシーズンは,かなり少雪で12月末まで山麓部は全く雪が積もっていなかったと記憶しています。
その他のリフトについては,特に変化はありません。

4. 2017-2018の変化


モンスターハーフパイプが増設されました。
中央第1高速,中央第2リフト,中央パラダイスリフトのラストシーズンです。

■思い出の中央第1高速リフト



■思い出の中央第2リフト



■思い出の中央パラダイスリフト
中央パラダイスリフトと中央高速リフトとの索道交差は石打名物でした。


5. 2018-2019の変化


サンライズエクスプレス,中央チロルトリプルリフトが登場しました。
この年は,石打丸山の歴史的に見ても最大級の転機の年だったのかなと思います。
サンライズエクスプレスは、10人乗りゴンドラ,6人乗りチェアのコンビリフトで石打初のフード付きリフト,ゴンドラが登場し昭和のスキー場から近代的なスキー場へと発展しました。
また,ゴンドラの登場によりグリーンシーズンの利用,滑る人以外の需要も取り込み観光リゾートへ進化しました。

■新設 サンライズエクスプレス


■新設 チロルトリプルリフト


■撤去された中央パラダイスリフト
中央パラダイスリフトが撤去され索道交差がなくなってしまいました。

6. 2020-2021の変化


2021年シーズンより観光口のナイター営業(観光第1エクスプレス)が消滅しました。
下写真の右側の観光口エリアは真っ暗です。

7. 2023-2024の変化


サンライズエクスプレスの運休時のバイパス及び初心者向けとして中央ファミリーリフトが登場しました。

■新設 中央ファミリーリフト
機器の製造年代から考えると、新設製造品ではなく、どこか別のスキー場から移設された設備である可能性が高そうです。

8. おわりに

ここ10年の石打丸山スキー場は,新しい時代に合わせて進化したスノーリゾートと思います。
新しくも昔の雰囲気を感じられるのが,石打丸山最大の魅力ですね。
ここ10年ほどを見ると,ハツカ石エリアではほとんどリフト更新が行われておらず,設備の老朽化も進んでいるため,今後の動向に期待したいところです。
(「コース&グルメマップ」のごはんの写真は10年前とほぼ同じなことにまとめながら気づきました)


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