バンザイチェア

2-CLF バンザイチェア

◆名称 バンザイチェア
◆旧称 ファミリーロマンス
◆許可年月日   1984年(S59)9月28日
◆運輸開始年月日 1984年(S59)12月16日

  1. キロ程    427 m
  2. 高低差    128 m
  3. 支柱数    8 本
  4. 輸送能力   1,200 p/h
  5. 速度     ?
  6. 搬器台数   ?
  7. 搬器モデル  Städeli B-76
  8. 山麓     原動重錘緊張
  9. 山頂     終端
  10. 主原動機   不明
  11. 索道メーカー 太平索道
  12. 回転方向   反時計
  13. 定員     2名
  14. 方式     単線固定循環式(2-CLF)
  15. 事業者    ニセコビレッジ(株)

【目次】
1 概要
2 停留所
3 乗車風景

1.概要
ニセコ地区唯一の太平索道製コンパクト型原動重錘緊張
 オープン当初のメインゲレンデ横に,オープンから2年後の1984年に建設されたビギナー用のリフト。開業当初,ホテル横にペアリフト(森のチェア)はあるものの主幹リフトの東山ゴンドラはホテルから少し下がった箇所に山麓駅があり,誤って東山ゴンドラ側に降りてしまった場合の救済措置的意味も含めて設置されたリフトと思われます(東山ゴンドラ山麓駅・東山プリンス本館の間にはロープトウも設置されていました)。また,コクド(現:プリンスホテル)のスキー場建設は,初め長大ゴンドラのみ架設し,その後必要な場所にリフトを配置する拡張方法で,このバンザイチェアもそのような拡張方式に従って架設されたと思われます。ニセコビレッジの1980年代に架設されたリフトは太平索道製のリフトで統一されており,このバンザイチェアも太平索道製です。

⑤バンザイチェア●
2-CLF(太平索道)
427m/128m/1984


2.停留所
 1983年シーズン完成のカントリーロードチェアの原動重錘緊張装置は大掛かりな形状になっていますが,このバンザイチェアは比較的コンパクトな原動重錘緊張装置になっております。1984年になると安全索道・日本ケーブルの2社では油圧緊張が主流となりつつあったので,各社の技術の差が伺えます。

図2.1 山麓停留所図2.2 山麓停留所


3.乗車風景
 路線は,400m級と比較的短いため山麓駅から山頂駅が見えます。また,ヒルトン側と反対側にあるため,利用者数も少なく静かな印象を受けるリフトになっています。

図3.1 乗車風景(前方2016)①

●執筆者  索道野郎
●更新日  v1:2021/4/19
●取材日  2016/3/5,2021/2/24

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