1.概要
強風バイパス用の1000m台地連絡リフト
近年のリフト運行情報を見ると,「カントリーロードチェア」はほぼ稼働しておらず,強風ゴンドラ運休時のバイパス的役割を果たすリフトに降格しています。「森のチェア」から乗り継ぎが可能ですが,「森のチェア」「カントリーロードチェア」ともに距離が1,000mを超え,乗ても修行のように感じます。支柱作業アームが「森のチェア」と比べ,猫耳型から直角型に変更されており,1982-1983の間にモデルチェンジが行われたことがわかります。
⑦カントリーロードチェア●
2-CLF(太平索道)
1,016m/274m/1983
2.停留所
「森のチェア」と同じように山麓終端,山頂原動緊張となっています。原動緊張装置は大掛かりな形状で,重錘を上から吊り下げるように構成されています。
3.ゲレンデ風景
沿線のコースは初級者コースのだべさコースがありますが,初級者には一部コース幅が狭くかなりきつい印象があります。途中,中級者コースのねっこの壁コースもありますが,だべさコースとの交差点もあるのでスピード注意です。「カントリーロードチェア」山麓駅付近は図3.3のように,広い緩斜面となり一息つけます。
図3.1 ザ・アウトルックカフェ付近(1,000m台地の境界で,下部は原生林に囲まれた林間コース,上部は森林限界により木が一気に少なくなります)
図3.2 ねっこの壁コース(中級)・だべさコース(初級)の分岐点
図3.3 山麓駅付近の緩斜面