エース第1ペア

2-CLF エース第1ペア

◆名称 エース第1ペア
◆許可年月日   1987年(S62)11月9日
◆運輸開始年月日 1987年(S63)12月12日

  1. キロ程    626 m
  2. 高低差    143 m
  3. 支柱数    12 基
  4. 輸送能力   678 p/h
  5. 速度     1.6 m/s ?
  6. 搬器台数   不明
  7. 搬器モデル  旧型(サスペンダー一本)→通常搬器
  8. 山麓     原動
  9. 山頂     重錘緊張
  10. 主原動機   ?
  11. 索道メーカー 安全索道
  12. 回転方向   時計
  13. 定員     2名
  14. 方式     単線固定循環式(2-CLF)
  15. 事業者    ニセコ東急リゾート(株)

1.概要
古めかしいリフトと思いきや実は新しい!?
 エース第2ペアの運輸開始年は1987年と隣に並行しているセンターフォーよりも新しいです。すべての写真の搬器は全て安全索道製の通常のペアと変わらないですが,以前はサスペンダー一本の旧型搬器で1987年製造とは思えない古さでした。更には,山頂・山麓停留所の仕様・デザインは1970年代のもので明らかに機械転用か中古品になっています。(勝手な推測ですが、1971年に建設されたニセコ高原第2B線リフトの移設と考えていますが,実際はいかに)
現在の搬器は中古搬器と思われますが,搬器更新前後年にヒラフ内で廃止になった安全索道製ペアリフトはなく他スキー場からの転用品と思われます。

⑩エース第1ペア
2-CLF(安全索道)
626m/140m/1987

図1.1 エース第1ペア①(2016)

図1.2 エース第1ペア②(2016)

図1.3 エース第1ペア③(2016)

図1.4 エース第1ペア④(2016)

図1.5 エース第1ペア⑤(2016)

図1.6 エース第1ペア⑥(2016)


2.停留所
山麓停留所:(原動)シングルリフトをペアリフト向けに改造したような古めかしいデザインになっています。安全索道の乗車位置案内信号灯にしてはレンズ径が大きくなっているのも面白いです。
山頂停留所:(重錘緊張)1985年頃から安全索道では油圧式の緊張装置が一般的になっていますが,1987年運行開始のエース第2ペアは旧式の重錘緊張になっています。停留所奥の太い支柱の部分に重錘があり緊張を保っています。

図2.1.1 山麓停留所図2.1.2 山麓停留所図2.1.3 山麓停留所図2.1.4 山麓停留所

図2.2.1 山頂停留所図2.2.2 山頂停留所図2.2.3 山頂停留所内図2.2.4 山頂停留所内


3.乗車風景
 路線は,センターフォーと並行する形で緩斜面に架けられています。上部は緩斜面であるもののコース幅が狭く初級者は注意です。完全に初心者用低速リフトなので,私は一回しか乗ったことがないです汗(乗ったことも忘れてました)

図3.1 乗車風景(前方2016)①

図3.2 乗車風景(前方2016)②


4.夏期(2010)
 2010年夏に北海道へキャンプしに行った際についでに撮影した写真です。

図4.1 夏季(2010)①

●執筆者  索道野郎
●更新日  v1:2021/6/21
●取材日  2016/3/5,2017/3/4,2017/3/5,2021/2/24,2021/2/25

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